吾唯足知☆シングルママの小さな幸せ☆

40歳で人生の転機を迎えたゆってぃの日々の出来事と心の成長の記録です

息子のこと☆発達障害?WISC検査結果

息子10歳 小学5年生

 

この1年本当に大変でした。

 

一言で言ってしまうと、「担任との相性」なのですが、それで片付けられることではなく。。。。彼の人生二度目となるWISC Ⅳの検査を受けてきました。

 

正直、私としては、子供にとってはとても負担になることであるし、受けたからと何かが解決するわけではないから受けさせたくはなかったです。

 

それでも、私が「なぜこれほど問題行動となってしまうのか」の原因を話しても学校側にはなかなか受け止めてもらえず、明らかな数値となれば、学校もわかってくれるはずと、受けることにしました。

 

うちの息子、WISCの数値は全体的にやや高めで、全検査IQ123です。

(小学1年生の同じころの検査で112でした)

 

「言語理解」131

「知覚推理」113

「処理速度」94

「ワーキングメモリー」126

この数値、私としては、息子と接していて予想通りであり、また、個性の範疇と受け止めております。(前回の数値よりも凸凹はしていますが、言語理解が伸び、処理速度が落ちた感じです)

通常以上に情報を取り入れることができ、記憶もでき、考えることもできるのですが、それらの情報量に対し、処理速度が追い付かない。

だからこそ、行動は幼稚であっても、その注意の仕方促し方を変えないとうまくいかないのです。

 

担任の先生は、注意の仕方や促し方が、低学年向けなのです。

そもそも、小学高学年ともなると、ある程度成長を認めた指導方法でないと、子供たちは反発します。息子の場合は、さらにもう少し大人に近い話し方をし、建前と本音を分けて話すことで解決するのですが、一度反発すると、心の整理ができず(時間がかかる)事が大きくなります。

それで、何度学校から連絡があったことか。。。

 

ちなみに、この処理速度の94という数値ですが、速度自体が遅いというよりも、ミスが多くあったということで、90分に及ぶ検査の最後の課題であり、疲れや集中力の途切れや、時間制限からくるあせり、などの要因も考えられる、とのこと。

息子の場合、本人が物事に取り組み始めるのはゆっくりですが、その後がスピーディーなため、この数値も特に問題があるとは考えられません。

 

 また、ストレスを感じやすく、ストレスを感じた時にささくれや爪をむしってしまったり、そわそわしたりする。結果、それを注意されて事態が悪化する・・。ことは、実際にこれまでの人生でも多々ありました。

 

一つ一つは小さなことなのですが、その対処を間違え続けた結果、息子は担任の先生の顔を見たくない、会いたくない、話したくない。という不登校すれすれの状況になりました。

もちろん、学校教育の中で、息子の対応だけ個別にしてほしいと希望するのであれば、

それは難しい事であり、支援教室への通級等を検討するべきなのでしょう。

息子に関していうと、完全に担任の先生への不信感からの事であって、「特別なこと」を要求してはいないのです。

 

例えば、息子は昨年9月に担任の先生に自分のはさみを取り上げられました。

理由は「危ないから」

はさみを振り回したり、机に刃を当てたりして周りの子供たちに危害を加えたりしたら大変だから。と。

もちろん、注意を聞かなかったからの取り上げではありますが・・。

(ちなみに、振り回してはいないです。不用意に持っていたことは事実ですが・・

更に言うと、刃を人に向けない等の指導はしていますし、本人も分かっています)

 

もし、それを取り上げないでほしいと希望するなら、それは特別措置になるでしょう。

取り上げるのも、しかるのも当然。

でも、その後、話をして本人に返却すべきだと思うのです。

このはさみ取り上げ事件は9月に発生し、その後息子の学校トラブルが加速し、校長先生経由で息子に返却するよう担任への指示があり、それでもなお、返却されず、結果的には12月の2学期最終日に息子はこそっと持ち出して、返却(?)となりました。

その間に授業ではさみを使用する際には「友達に貸してもらいなさい」だったそう。

(それこそ問題では??)

はさみ取り上げ事件が発生したころは、「担任が嫌で・・学校がイヤで・・」という、休校明けの行き渋りの延長と捉えていたので、息子の本心を理解していませんでした。

家でも先生も友達も、自分の事なんてわかってもらえないと、苦しかったのだろうなと思います。

 

9月後半から毎日のように担任の先生から電話があり、

多々問題を起こし、学校に呼び出され、

そのやりとりの中で、担任の先生の対応に違和感を覚え、息子の言い分も理解でき、息子と先生の間に入って事実確認を行って初めて、息子の気持ちを汲んであげられるようになったのです。

新型コロナの件がなければ、もう少し早く気付いてあげられたと思うのですが・・。

学校が再開した6月から行き渋りがあり、慣れたと思ったら夏休みで、休み明けだったので行き渋り再発という疑念があったのです。

 

これまで、何度か学校側と話しをしましたが・・

社会人の場合、人間関係でどうしても一緒に働けない場合、配置換えができますが、

小学校という閉ざされた空間で、しかも合わないのが「担任」であった場合、どこにも逃げ場がないのです。1年我慢すればなんとかなる。けれど、子供の時間軸の1年って長いですよね。。。

 

学校からは授業に出ずに校長室や別室で過ごすことを勧められましたが、そうすると友達からも離れなければならず、孤立しそのまま不登校になってしまいます。(ちなみに、頑張って出られる授業だけ出ようとすると「自分の好きな授業だけ出るのやめなさい!」と怒られるそうです・・)

 

学校、行かなくてもいいよ。家でちゃんと勉強して、塾もサッカーもちゃんと行くなら。と言いましたが、やはり友達と会えなくなるのは嫌なのだそう。

 

他にもたくさん、たくさん、この1年に起こったことや不満や不信感やもどかしさはあるのですが、記録に残すと、「愚痴」になってしまいそうであり、校長先生や副校長先生は、理解はしていただけますが、学校教育の中で、担任というクラスを任せている存在がいる以上はなかなか解決ができないことであるので、立場上「不甲斐ない」ともおっしゃっていただけていて、精一杯なのかも、という思いもあり、とにかく、あと一月、大きな問題にならずに堪えてほしい、という思いです。

 

今回スクールカウンセラーさんにもお話しましたが、

息子は「教育熱心であって頭でっかちになっている先生」が合わないようです・・。

若く経験が少なくても、正面から子供たちと向かい合っている先生は大丈夫なのですが、大学で学んだことをそのままに「こうあるべき」とがんばっているものの、実際には子供の心に寄り添えていない先生を見抜いているようで・・。

 

新年度は、「合う」先生ではなくても、「普通」の先生が担任を受け持って下さることを心底祈ります。