吾唯足知☆シングルママの小さな幸せ☆

40歳で人生の転機を迎えたゆってぃの日々の出来事と心の成長の記録です

新学期と発達障害の医師の重要性

 

夏休み前はキレイな一日おき登校だった息子。

 

新学期始まって5日間登校しました。

それどころか、塾も行き、塾と学校の宿題、さらには英検の自主学習までしています。

朝起こしても、ふてくされたりしないし、昼間活動している分、夜は眠くなるようで早めに就寝。

順調すぎて。。。いつまで持つのか怖いです。

 

思い返せば、1年前の夏休み明けから、ほとんど学校に通えなくなりました。

夏休みの宿題も一部やったものの提出せず。

ゲームばかりでも学校に行かなくてもいいから、食事はする。夜は寝る。塾は行く。

習い事もする。というつもりで過ごした半年。

会社にきてもらって一緒にお昼を食べたり。塾に間に合わなくなるからと、家で寝ている息子を起こしに自転車で爆走したり・・・・。

 

不登校が治ったって、どのタイミングでいうのでしょう?

半年の不登校期間を経た後、1ヵ月はきちんと登校出来て、その後は一日おき登校。

夏休みを超えて、完全に登校できるものなのか、それともまた一日おき登校に戻るのか・・・。先はまだ見えません。

 

もちろん、登校しようがしまいが、息子の良いところも悪いところも、成長したところも全部受け止めていて、学生時代の不登校が人生の成功失敗を左右するとは思っていない。けれども、やはり、高校選びには頭を悩ませます。

 

「普通」の学校がいいという息子。

でも、全日制のいわゆる「普通の」学校に行ってしまえば、欠席続きだと休学や退学になってしまうわけで、無理なく通える定時制や通信などのサポート校とかを選びたいと思っているのですが・・・・。

本人が納得していないのに、通信に決めるわけも行かず。

せめて学校見学に一緒に行ってくれたらいいのですが、まだまだそんな気はないみたいで・・・。

 

まぁひとまずは通信制定時制の高校もいくつかピックアップしているので、息子のいう「普通の」高校が受けられなかった場合には、そちらを検討しようかな、とは思っていますが。

 

悩みはしますが、なんとなく気持ちが軽いです。

小学校の担任、校長先生から毎日のようにお電話をいただき、いつ呼び出されるかひやひやだった3年前。

登校はするものの、毎日遅刻で、家庭内でも反発が強く、トラブルが多かった2年前。

学校、塾、旅行などの予定があっても、深夜までゲームばかりして起きなくてバトルしたり、家の壁を殴ったりけったりして、結果不登校になった1年前。

息子の不登校やふてくされに、私が巻き込まれないようにしようと気を付けてはいたけれども、やはりストレスだったみたいですね。

ヨガに行ったり、副業をしてみたり、いろいろと対処をしてみたけれど、ストレスの原因があると、対処ではなかなか改善はできないみたいで、今は、その原因が少し小さくなったので心が軽いのだと思います。

 

今年の6月くらいに息子の通う児童精神科の先生に言われました。

「昨年、5月後半くらいから学校に行ったり行かなかったりで、いまも同じ時期で同じような登校状況だけど、『同じ』じゃないですからね。彼自身の心の成長も感じ方の違いもあるし、薬もあるから去年とは違います。疲れて休んでしまうことがあっても、『昨年もこの時期からいけなくなったから今年もそうなるかも』という風に考えないでくださいね」

 

まさに、これだなぁ、と思っていて。

割とマイナスな出来事に多いけれど、去年の今頃はこうだったな。

って思うときって、大体「また今年も・・」の気持ちがどこかにあるんですよね。

でも、毎年同じ時期が巡ってきても、人は成長するし、経験の積み重ねで感じ方も変わるし、「同じ」じゃないんですよね。

 

これまで、警察の生活安全課、少年係、区のカウンセラーさん、児童相談所の福祉士さん、児童心理士さん、学校に来ているソーシャルワーカーさん、と、いろんな方にお世話になってきて、どの方もみんな良い方で相談はできるけれども、息子の心を理解して対応するのは私で、私が息子と社会の橋渡しで、結果負担は私でした。

児童精神科の先生は医師なので、対応としては、息子の様子を聞き、何が問題になっているかを分析し、その分析した問題行動を抑えるための薬を処方する。

私は息子の気持ちを理解しているので、先生の質問に対し答えが分からない時に「こういっていたから、それってこういうことなんじゃないの?」とフォローはしますが、

そこから先生は汲み取ってくれて、じゃあ問題はこういうとこなんだね。と息子に確認してくれて、薬の量などを調整してくれます。

 

そのような流れなので、私の負担が少ないのと、先生がフォローしてくださる上記のような言葉が、とても響くのです。

 

発達障害って、本人がつらいだろうから早めに病院を受診して、って言われることが多いけれど、息子の場合は本人はあまりつらいと思うことはなく自己否定することもなく、診断名があっても支援クラスに行くことは本人も望まなかったし、程度から考えていけなかったでしょう。

私としても、息子の認識と社会の認識の溝を埋める作業が大事で、診断名が大事じゃないと思っていました。思春期前までは息子の素直な気持ちがきけていたし、私の(社会側の)話も聞いてくれていたので、それもできたけれど、だんだん思春期特有のイライラや反発心で会話をしなくなってきて・・。私に話をしなければ自分と社会の溝を埋める作業ができなくて、の悪循環でした。

 

今通っている病院の先生は、今、心のバランスを保つために薬を出すけど、ずっと飲み続けるものじゃない。病気なのではなく、いろいろな要因で今は歯車がうまくかみ合わないから、その要因を軽くするために薬を飲んでね。といいます。

きっとその説明の仕方も、うちの現状にぴたりとはまったのだと思います。

 

発達障害の傾向がある子。

思春期。

コロナ禍。

環境の変化。

そんな複雑な状態を脱するためには、医師や薬の力を頼るのも重要ですね。

 

いや、でも、たぶんですが、今通っている児童精神科の先生が、かなり息子に合っているからなんだと思います。

私の人生もそうでしたが、息子も人生でたくさん良い出会いに恵まれそうな気がします。人との良い出会いって、一時だけの接点であっても人生を左右するくらい本当に大事だからね。