吾唯足知☆シングルママの小さな幸せ☆

40歳で人生の転機を迎えたゆってぃの日々の出来事と心の成長の記録です

宿泊を伴う学校行事☆思春期のお風呂問題

キレイに一日おき登校の息子ですが、今息子の心を重くしているのは、来月に控えた宿泊行事。

 

行きたくないのですって・・・。

理由は「行ってもつまらないと思う」「班のメンバーがいや」と答えが返ってきましたが、どうもそれが主な理由ではなさそうな印象でした。我慢しようと思えばできる、的な・・。

 

 

知り合いに相談してみたら「まぁ色々理由はあるだろうけど、思春期の男子にとって、みんなでお風呂に入るのは苦痛かも」と。

もともと息子は昔からプールの更衣室や温泉が好きではなく、プールもホテルの部屋で着替えられるところ、温泉もお部屋に温泉があるところを選んできました。

プール自体や温泉がイヤというよりも、不特定多数の人と着替えたり裸になったりすることがイヤなようで、部屋に温泉があれば、何度も入りますし、プールも楽しそうに遊びます。

 

最初からそのような感情があるうえに、さらに思春期という身体の成長期であり、人と比べがちな時期。それは、気が重いでしょうね・・・・。

そしてさらに、そのような思いを抱えていても相談できるものではないことが一番大きい気がします。

息子のそもそもの思いは「なんとなく嫌なんだ」というものであり、さらに体の成長が遅いことを気にしていることは、友達にも親にも先生にも相談できることではないでしょう。

 

今の世の中、多様化で制服のジェンダーレスなどと大体的に行っていますが、実際に宿泊を伴う学校行事ともなると、30年前と何一つ変わっていない気がします。

性同一性障害の子や身体にあざや傷がある子にとって、大浴場に入るのは苦痛だと思うのです。かといって、色々な事情がある人だけお部屋のシャワーでいいとしたところで「あの子は特別な事情がある」と思われることも嫌なのだと思う。

身体的事情、心理的事情、思春期の思い、ADHD傾向の思い、コロナの不安、色々な思いを認めるために、大浴場での入浴を選択制にしてほしいなと思います。

 

だってね、集団でお風呂に入ることでどれだけの勉強になるの???

マナーとか、文化とか、学びがないとは言わないけど、思春期の多感な時期にやらなくても十分だと思うし、それを嫌がる気持ちがあることを受け入れること、そのような意識の子もいると認めることの方が大事だと思うのです。

世の中の制服の改革が悪いとは言わないけど、そのような目に見える改革だけミーハー的に行うのではなく、根本的な視点の改革を行わないと、多様化を認める事にはならないと思うのです。

 

というわけで、あと一月しかないし、今更 宿も、宿の設備も変更はできないのですが

、少なくとも、今後の変化に期待をかける意味でソーシャルワーカーさんと学校に対しお話をしようと思います。

もちろん、たとえそれがクリアになっても、息子が行けるとは限りません。

でも、集団でお風呂に入ることを苦痛に思う人もいる。というのは、息子に限ったことではないし、今の時代にそぐわないと思うので、教育に携わる人には古い慣習通りに行事を行うのではなく、考えてほしいと思うのです。