前回の記事の後、1か月間は登校し、週に3日3時間の塾も行き、学年末テストも受けました。機嫌も悪くなく、穏やかな日常でした。
が、3月2週目からは、急速にやる気のなくなった息子。
たまに、荒れています・・・。
「学校で何の楽しみも興味もなく、ただただつまらない」と義務感のみでの登校はしんどいようで、ゲームに逃げていたり、欠席したり・・。
学校生活がね、とにかくつまらない。無駄な時間に思える。と。
主張はわからないでもないけれど、何かしら興味をもつように意識しないと、今後も同じわけで・・・例えば先生の口癖を数えてみる、とか、給食当番になったときにいかに均等に分けられるか、とか、小さなつまらないことをいかに楽しくできるかに意識を変えてみよう、と提案するものの、オンラインで対戦するゲームの刺激に対抗するには弱いようで、なかなかうまくいきません。
それでも、5か月間ほぼ登校していなかったのに、今は週に4日登校できているのは、素晴らしい事だと思う。
現在通院している病院の先生は、とっても良い先生で、さすがに医師なので、結果的な対処方法は薬物療法ではあるのですが、そこへの事の運びと依存しないように上手に薬を使うことを提案してくれます。
これまで、あまり病院という選択を選ばなかったのは、
「困っているのは息子ではなく先生や私であった」こと、
「発達障害の薬を出しておしまい、という事ではなくこの先の人生での考え方や自分の事を考える」ということが必要だと思ったことでした。
その結果カウンセラーさんやソーシャルワーカーさんと話してきました。
今回不登校が長期化してきて、息子自身にも「困り」が見えたので病院に行きましたが、良かったと思いました。薬の効果がある、ない、というよりも八方ふさがりだった事態を打開する風穴が空いた感じでしょうか。
確かに考えてみれば、息子にとって一番のカウンセラーは私であり、彼にはこれ以上のカウンセラーは必要がないわけで、今必要なのは医療(薬)という判断は正しいのでしょうね。
そんなわけで、不登校全面解決!ではないし、再発の可能性もなくはないけれど、行きつ戻りつしながらも、新たな道のりへ進みだした感じです。
病院の先生と話しをしていましたが、皆さん新学期からは、とか、進級したら、とか、切り替えのタイミングって不登校改善のきっかけとして期待をするみたいです。
でも、現実的には新学期も新年度も日常の延長でしかないので、やっぱりなかなか変わらない、かえられない、のだそうです。そりゃそうだよね。原因がいじめやクラスメートならクラスが変われば行けるかもしれないけれど、息子の場合はそうではないわけで・・・。
でも、新学期だから目標を設定したり、この1年の間にやっておきたいことを考えたり、そのタイミングではあるだろうから、目標設定はしようかなと思う。
実現可能な小さな目標設定から、徐々にクリアしていけるように。
そして、今年度、私は少し穏やかに、動じずに、息子の状態に振り回されないようにしないと、です。この1年は本当に息子の状態に振り回されすぎて、自分を見失いがちでした。
いや、現実的に厳しいですよ。ひとり親なのに夜中に息子と乱闘して警察呼んだりするんだから、平常心でなんていられない・・・。
でも、私がうろたえると余計に自体が悪化するので、私は毅然とどっしりと構えていないといけないし、感情的になって息子と同じレベルで乱闘しちゃだめだよね。