吾唯足知☆シングルママの小さな幸せ☆

40歳で人生の転機を迎えたゆってぃの日々の出来事と心の成長の記録です

まさかの一時保護・・・

2024年最初の記事が、この内容・・・

急な展開で、なかなか落ち着かない。

 

まず、昨年の秋からの息子の様子は、

学校は行ったり行かなかったりですが、塾は頑張っており、英検も次の級を受けることに前向き。学校の定期テストも受ける状態でした。

・・でも、11月くらいから、だんだんと前向きな姿勢が崩れてはいて、たまに無気力になっていました。

それでも、そこまでの大きな問題はあまりなく、法事やクリスマスやお正月も無事に過ごし、新学期入ってすぐは、英検も受けました。

 

たぶん、諸々考えると・・・・

これまでずっと、息子優先だったのですが、娘が受験生となり、10月後半からは学校や塾の面談、模試や検定の送迎、個別相談会、学校への提出資料、出願・・と、私の時間が取られ、話も受験の話題が多くなって、息子としては疎外感や寂しさを感じたのかな。塾でも、受験生優先だったり、空気感がピリピリしていたり、というのはあると思う。

 

そんなこんなで、ある日、急に不満が爆発したのか、暴れたのです。

といっても、本人的には壁を殴っただけで壊してない。と思ったのでしょう。

そんなに大事ではないのですが、壁を殴らない、けらない。という約束を守らなかったので、警察に通報。その後、そのまま児童相談所の一時保護に行くことになりました。

 

これまで、息子の対応で行き詰ったときに何度も悩んだ児相の一時保護。

もともと息子の問題行動の大きなものは、私への甘えなので、親子間で少し距離を置く事が有効だとは思っていたけれど、警察や病院の医師とも相談し、

「一時保護って預かり施設なわけではないから、家に戻したいと思ってもできない」「非行で保護されている子もいるから、一時保護で接点ができてしまうかも」

「子供の気持ちとして親に見捨てられたと思うと、修復できない溝ができてしまうかも」

「集団生活、かつ、トラブルを抱えた子供たちなので細かいルールが多い」

等々、リスクもあるので、一時保護に連れて行ってもらう場合は、親としても覚悟が必要で、最終的に「子供を手放せない」と思って、警察から家に戻していました。

 

今回は、娘の受験までの1ヵ月は、娘に負担をかけたくない。

という事と、警察の方が家に来てくれた時、すでに暴れてはいなかったものの、警察が何を言おうとイヤホンを外さず、端末に向けた目を離さない。という反省の気持ちがない態度と、何回かの経験則から「脅しなだけ」と甘い認識だった様子なので、私も決断をしました。

 

警察からそのまま児童相談所にいくので、着の身着のままです。

私物は何も持っていけません。

スマホ、持ってたけど、多分警察車両の中で電源は切って預けてあるのでしょう。

 

最初は心配で心配で仕方がなかったけど、保護所での息子の様子は児童相談所の担当の福祉士さんから伺うことができて、電話のたびに、いつもの息子に戻っているのが分かって、安心とともに、改善するのかな?と疑わしい気持ちも少し芽生えました。

児童相談所の一時保護施設って、なかなか情報がないので、親としては不安でしかないけれど。今回の親としての目線から、そんなに悪くないと思いました。

 

まず、児童相談所の施設ではあるのですが、場所は非公開です。

都内に何カ所かあるようですが、どのあたりなのかも何人いるかとかも教えてはもらえません。面会は退所する前にはできるみたいですが、会いたいからと会えるわけではありません。電話もできません。手紙は可能ですが、中身はチェックされます。

私物の持ち込みはできません。生活用品から下着、衣類もすべて支給、貸与です。

息子の希望で、眼鏡と学習教材、常時服用している薬は差し入れ可能でした。

最初の数日は個室でしたが、その後は4人部屋だそうですが、基本的には個人情報(フルネームや住所や学校名)を話してはいけない。とのことで、会話禁止ではないけれど、おしゃべりはあまりできないみたいです。

漫画、オセロ、将棋、テレビ等はあるそうです。

お風呂も交代で入るので、待ち時間があったりもする。

学習時間や運動の時間はあるけれどわりと短く、睡眠時間が10時間もある。

入所期間は2か月。これは厚労省で決められているので、状況によって早くなったりはあっても、基本的には2か月入るものと思われます。

 

最初、ネットで調べたことは大体合っていましたし、担当の福祉士さんから伺ったイメージが完全に「刑務所」でした。手紙もチェックされる、とか、下着や歯ブラシも支給とか・・・。

私は、これまで2年間お世話になっている福祉士さんと心理士さんがいてくださっているので、最初からその方に信頼してすべてをお願いできるけれど、接点がなかったら、児童相談所の方がどんな人柄かわからず、不安感があったかもしれません。

でも、条件を見ると「刑務所」みたいな印象であっても、施設担当者の方は非行や虐待被害や発達障害等のトラブルを抱えた子供たちをたくさんみてきているので、対応には慣れているので、正直、学校の先生よりも安心してお任せできるのではないかと思います。

 

入所して約2週間の息子の意見は、保護所の生活に慣れてきた。集団生活は思ったよりも良い。食事は美味しくはないけど(家のご飯の方がいいけど)大丈夫。勉強時間が短くて学校よりも良いけど、学習に偏りが出そうで不安。

 

とのことで、それなりにちゃんと過ごしている様子。

お手紙を出すことはできるので、この2か月の間に自分の事を振り返ってもらい、前向きに考えるように伝えました。

そして、勉強時間の短さと偏りを気にしているようなので、塾のテキストと、ちょうどよいタイミングなので、学校に通わない間に、理科社会の中学校総まとめテキストをやってもらおうかと差し入れしました。

 

 

 

 

 

 

宿泊行事のその後

息子氏、宿泊行事に参加してきました!

正直、良かったぁ~~~!の気持ちは大きかったのですが。

息子としては「もうやだ、行きたくない。来年の修学旅行はいかない」らしいし、宿泊行事終了後は欠席続きなので複雑な思いです。。。

 

本人が行くことを決めた大きな理由は宿泊部屋のメンバー割。

部屋割は子供たちで決めるらしいのですが、先生から「行けない、行きたくない思いを抱えている人の事も考えて決めてください」というお話があったそうで、息子に対しものすごい配慮された部屋割だったのだそう。

「自分の為にこんな部屋割にしてくれたら、行かないなんてできないよ」と自ら判断しました。

 

帰ってから、先生に伺いましたが、

不貞腐れたり、一人別行動をすることはまったくなく、かなり頑張っていました。

他の子たちも帰りはぐったりするくらい疲れていたので、うちの息子としては普通に過ごすこと=多大な頑張りだったみたいです。

班行動の班がイヤだと言っていましたが、その班の中にとても気遣ってくれる男の子がいるそうで、何かと息子を呼び込んでくれているのだそう。わりと、自分への気遣いに対して答えたい思いのある息子なので、ちょっと頑張りすぎたかな・・・。

 

また、宿泊のお風呂問題ですが、

娘は「時間と広さが合わないことがイヤ」と。

入浴時間30分で40人が入るため、シャワーまち。体を洗わないとなんとなく湯船に入れない同調圧力

あと、好きな友達となら全然いいけど、普通のクラスメートや、ひとりだけいる陰口ばかりいう子と一緒なのはイヤ。なのだそう。

でも、最初から決められていることだから、いやでも意見できるものだと思っていないと。

 

そして実際に、宗教上の問題や身体的な問題などで大浴場に入れない子たちもいることはいて、その子たちは「特別な事情がある生徒」として、個別にお部屋のお風呂を使うのだそう。

 

それは、娘の話なので、学校にいらしているソーシャルワーカーさんに聞いてみました。宗教上の問題、身体的問題、精神的問題などで、宿泊行事の大浴場での入浴がイヤだ、それがあるから宿泊行事に参加しない。という問題はないのか?と。

基本的には、娘と同じ子が多いみたいで・・・「イヤだ、けど、従わなきゃいけないから、行く」。そして、確かにそれが理由で行きたくない、という相談も受けたことはある。

 

もちろん、イヤなことをやらなくていいという教育をしてほしいわけではなく、

入浴というセンシティブなものに関しては、先生方からの一方的な取り決めではなくてもう少し子供たちの思春期の心や身体、個々の事情に寄り添っても良いのではないか?と。

 

すると、ソーシャルワーカーさんから、学校に聞いてみます。

とのことで、その後先生から電話をもらいました。

「おっしゃることは、本当にごもっともです」と。

「ただ、区の方からこの宿を使用するように決められていることと、すでにお部屋も(シャワーがない大部屋で)決まっているので、今年は変更できないので、来年の宿泊からはそのような事を考慮します」「なので、今年も例年通り、特別な事情がある生徒は、申し出てもらってシャワーのあるお部屋を使ってもらいます」と。

 

学校、というか、担任の先生としては精一杯のことだと思います。

が、気になったのは「区から宿が指定されている」点。

補助が出るから仕方ないとは思うけれど、この点に宿が改善しない理由があると思うのですけどね・・・。

 

そんなわけで、息子の宿泊行事は参加できましたが、帰宅後欠席続きなので、本当に参加したことが良かったのか・・・。親として期待したのは、宿泊行事を通じて友達と仲良くなれればそれをきっかけに学校に行くかも、と思ったのですが、そんなことはないようで・・・。なかなか難しい。

 

今、これを書いていて思いましたが、

この週末、娘が修学旅行だったので息子と二人きりだったのですが、とても順調に生活できていて・・・でもまぁ、甘えすぎだったのですが、そうしないと充電できないのかも、ですね。Netflixを見るのも一緒にと言ってきたり、1日目は同じ布団で寝てみたり、ホームセンターでほしいものがあると手を引いて行ったり・・。逆に甘えというよりも優しさなのか、自転車でサイクリングしていて、こっちの自転車の方が漕ぎやすいからと変わってくれたり、ご飯の後に手伝いを申し出てくれたり。

甘えもやさしさも、頑張りの裏返しなのかも。


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宿泊を伴う学校行事☆思春期のお風呂問題

キレイに一日おき登校の息子ですが、今息子の心を重くしているのは、来月に控えた宿泊行事。

 

行きたくないのですって・・・。

理由は「行ってもつまらないと思う」「班のメンバーがいや」と答えが返ってきましたが、どうもそれが主な理由ではなさそうな印象でした。我慢しようと思えばできる、的な・・。

 

 

知り合いに相談してみたら「まぁ色々理由はあるだろうけど、思春期の男子にとって、みんなでお風呂に入るのは苦痛かも」と。

もともと息子は昔からプールの更衣室や温泉が好きではなく、プールもホテルの部屋で着替えられるところ、温泉もお部屋に温泉があるところを選んできました。

プール自体や温泉がイヤというよりも、不特定多数の人と着替えたり裸になったりすることがイヤなようで、部屋に温泉があれば、何度も入りますし、プールも楽しそうに遊びます。

 

最初からそのような感情があるうえに、さらに思春期という身体の成長期であり、人と比べがちな時期。それは、気が重いでしょうね・・・・。

そしてさらに、そのような思いを抱えていても相談できるものではないことが一番大きい気がします。

息子のそもそもの思いは「なんとなく嫌なんだ」というものであり、さらに体の成長が遅いことを気にしていることは、友達にも親にも先生にも相談できることではないでしょう。

 

今の世の中、多様化で制服のジェンダーレスなどと大体的に行っていますが、実際に宿泊を伴う学校行事ともなると、30年前と何一つ変わっていない気がします。

性同一性障害の子や身体にあざや傷がある子にとって、大浴場に入るのは苦痛だと思うのです。かといって、色々な事情がある人だけお部屋のシャワーでいいとしたところで「あの子は特別な事情がある」と思われることも嫌なのだと思う。

身体的事情、心理的事情、思春期の思い、ADHD傾向の思い、コロナの不安、色々な思いを認めるために、大浴場での入浴を選択制にしてほしいなと思います。

 

だってね、集団でお風呂に入ることでどれだけの勉強になるの???

マナーとか、文化とか、学びがないとは言わないけど、思春期の多感な時期にやらなくても十分だと思うし、それを嫌がる気持ちがあることを受け入れること、そのような意識の子もいると認めることの方が大事だと思うのです。

世の中の制服の改革が悪いとは言わないけど、そのような目に見える改革だけミーハー的に行うのではなく、根本的な視点の改革を行わないと、多様化を認める事にはならないと思うのです。

 

というわけで、あと一月しかないし、今更 宿も、宿の設備も変更はできないのですが

、少なくとも、今後の変化に期待をかける意味でソーシャルワーカーさんと学校に対しお話をしようと思います。

もちろん、たとえそれがクリアになっても、息子が行けるとは限りません。

でも、集団でお風呂に入ることを苦痛に思う人もいる。というのは、息子に限ったことではないし、今の時代にそぐわないと思うので、教育に携わる人には古い慣習通りに行事を行うのではなく、考えてほしいと思うのです。

 

 

 

 

不登校復帰の新年度

新年度になり、2年生に進級した息子くん。

 

先週は始業式のみでしたので、今週からなのですが、わらっちゃうくらい

キレイに一日おき登校です。

月曜➡登校

火曜➡休み

水曜➡登校

木曜➡休み

金曜➡登校

 

意識はしていないみたいですが、頑張る気持ちはあるけど起きられず、休んでしまったら反省も込めて登校する、みたいな。

彼の「起きられない」原因は・・・・

やはり学校生活自体に多大なる窮屈さを感じていて、下校後はゲーム、動画に現実逃避して執着します。その執着が行き過ぎて、深夜まで端末をいじり翌日はぐったり・・・。

のようです。

 

まぁ・・・すこしずつ、なのかな。とは思うので、彼のペースで良いと思う。

 

とはいえ、心配なのは、1日おきが2日おき3日おきと登校に空白が出てくると、授業はつながっているので、勉強についていけなくなること。

息子の場合は、授業の遅れは実際のところすぐに取り戻せるのですが、授業は休んでいた時の話と連続しているので、「つまらない」と興味を失ってしまうようです。

興味を失ってしまえば、また不登校に戻ってしまうわけで・・・・。

 

不登校の復帰が難しいのは、本人に戻る気持ちがあって、頑張ろうと思っても、実際のところ戻る場所がない、なのかも。と思いました。育休明けの仕事復帰みたいですね。

 

そんなこんなで、進級してすぐですが、宿泊行事の参加申し込みの期限も迫っていたので、こちらからお願いして担任の先生と面談をしてきました。

息子はいわゆる抗精神薬を服用していること、いろいろとトラブルを抱えながらも彼なりにがんばってはいること、学習の遅れというよりも遅れることで戻れなくなることが心配であること。等を話してこようと思ったのですが・・・・。

 

いろいろとお話をして、先生から伺ったこと。

息子は進級して最初の授業の際に、担任の先生に「自分は英語を頑張りたい」「でも、休んでいた時間がたくさんあって、1時間の授業だとわかるけれど、いなかった時の分でわからないことがある。それはどうしたらいいですか?」と聞きにいったそうです。

先生は「昼休みでも放課後でも、いつでもわからないことがあったら教えてあげるからおいで」と答えたそう。

 

親バカを承知で言いますが・・・・・

こんなに素直に聞きに来られたら、めちゃくちゃかわいくないですか!?

 

成長したなぁ。

ちゃんと自分で先生に聞きに行く、という行為がすごい。

頑張りたい、という気持ちがあることを言葉に出せたのもすごい。

・・・と、ちょっと感動しました。

 

運動会とか、何かの発表の場とかではなく、

こういう日常の一コマに子供の成長ってすごく表れていて、親として知りたいのってこういった面だな、すご~~~~く思いました。

 

先生って日ごろから雑務に追われていて、なかなか保護者一人一人と会話できないのでしょうけれど、子供たちの事をちゃんと見ていてくださって、お話をしてくれることってとても大事ですね。

 

なんて、結果的に明るい話をしていますが・・・・

息子の現実逃避をどこまで見守るべきか、結構悩みました。

先週末から、けんかになって暴れたので警察も呼びましたし、児童相談所ソーシャルワーカーさんに引き続き相談もしているし、いつ児相の一時保護に連れて行ってもらうかを検討したり、未だに悩み中ではあります。

娘が今年受験なので、勉強に集中させてあげたいし。

 

息子のトラブルがあっても、常に私が平常心でいればいいのですが、やはりそれはなかなか難しいのが現実ですね。

40歳で、不惑ってうそでしょう・・・。

40歳って子供の年齢的に思春期に入ってくるわけで、自分に迷いはなくとも子供の為にどうしたらと思えば迷いばかりが出てきます。

 

惑いがあると、物事を狭窄してみてしまい、どんどん視野が狭くなってしまいます。

星や宇宙や大自然を見て、今の自分や惑いがどれほど小さい事なのか、大きな視点でとらえられるよう、意識を向けないと、ですね。

 

うん、来週は、旅行だし。

来月はいよいよ今年の翡翠ハンタースタートだし。

意識を外に広く持つようにしよう!

 

 

 

 

 

 

Happy Spring♡

春ですね♪

桜が満開になったと思ったらあいにくのお天気・・・。

お花見はムリかなぁと、通勤時に桜を愛でています。


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さて、息子は引き続き、学校に行きながらたまに一休みしながら・・な感じです。

ただ、2月の終わりに息子から「目が見えなくて、先生にすぐに眼鏡を作れって言われてた」と聞き、すぐに眼科を受診しました。

視力は0.3から0.1でしたが、仮性近視の可能性もあるとかで、3回受診し、やっと処方箋をもらい、眼鏡をつくり、受け取れたのが今日。

もう、あしたで学校は終わりです・・・。

 

私は44歳の今でも、裸眼で生活しています。

この数年、視力が落ちて0.5で見辛く若干ストレスなのに、視力0.1ってどのくらい??と思ってネットで検索すると、0.1ってホント物が見えないんですね!!

 

息子の見ている景色はこんな感じなのかと衝撃を受け、

「学校で何にも興味がない、つまらない」という発言は、もしかしたら見えないからかも。と思いました。

脳と視力ってとても密接にかかわっている、と、思っていて、目に見える景色がぼやけていたら、それは何もやる気が起きず、見えるもの(動画やゲーム)にのみ興味を示すだろうなと・・・。

 

私自身、読書が好きですが、ここ数年は老眼でついついスマホ電子書籍を見てしまいます。(文字が大きくできるから)それは本は読みたいのだけれど、見えづらいものよりも見えるものを選んでしまうという自然な流れです。

息子の場合は、視力が落ちたタイミングとネット(ゲーム)依存のタイミング、不登校の始まりのタイミングが重なり、目が見えない事を不便に思ったり、見る努力をする必要がなくなってしまったので、悪化したことに気付かなかったのです。

逆に、2月から登校するようになって目が見えない不便さに気付き、先生も気付いてくださって、進展した感じですね。

 

眼鏡を使い、身の回りの物がクリアに見えるようになったら、脳への伝達も良い刺激になって興味関心も湧いてくる、かも、と少し眼鏡に期待をしています。

 

そんな息子、先日13歳の誕生日を迎えました。

なんのケーキがいい?と聞いたら、ケーキはあんまりなんだよね。と。

甘いものは好きなのに??と思ったら、アイスケーキが良いのですって。


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アイスケーキは初めてだったのですが、食べきれなくて残して、翌日、翌々日に食べても美味しいというのは、うれしいですね。

世の中の卒業シーズンで、かつ、大きな地震もあったので「お誕生日おめでとう」という言葉をかけてもらえることがとっても少ない息子くんですが・・・母からは最大に愛を込めて、君が生まれてきてくれたことに感謝します。君のもっている特性で生き辛かったり、壁にぶつかったりもするけど、君の君らしさは失わず、芯をもって生きてほしい。

 

この春、息子も、娘も、私も楽しみにしているイベントを予定しています。

娘の受験もあるし、息子も進級後の登校に少々の不安はあるけれど、

「なるようになる」と思って、日々を楽しみながら過ごそうと思います。

 

 

 

 

 

不登校問題その後

前回の記事の後、1か月間は登校し、週に3日3時間の塾も行き、学年末テストも受けました。機嫌も悪くなく、穏やかな日常でした。

 

が、3月2週目からは、急速にやる気のなくなった息子。

たまに、荒れています・・・。

「学校で何の楽しみも興味もなく、ただただつまらない」と義務感のみでの登校はしんどいようで、ゲームに逃げていたり、欠席したり・・。

学校生活がね、とにかくつまらない。無駄な時間に思える。と。

 

主張はわからないでもないけれど、何かしら興味をもつように意識しないと、今後も同じわけで・・・例えば先生の口癖を数えてみる、とか、給食当番になったときにいかに均等に分けられるか、とか、小さなつまらないことをいかに楽しくできるかに意識を変えてみよう、と提案するものの、オンラインで対戦するゲームの刺激に対抗するには弱いようで、なかなかうまくいきません。

 

それでも、5か月間ほぼ登校していなかったのに、今は週に4日登校できているのは、素晴らしい事だと思う。

現在通院している病院の先生は、とっても良い先生で、さすがに医師なので、結果的な対処方法は薬物療法ではあるのですが、そこへの事の運びと依存しないように上手に薬を使うことを提案してくれます。

これまで、あまり病院という選択を選ばなかったのは、

「困っているのは息子ではなく先生や私であった」こと、

発達障害の薬を出しておしまい、という事ではなくこの先の人生での考え方や自分の事を考える」ということが必要だと思ったことでした。

その結果カウンセラーさんやソーシャルワーカーさんと話してきました。

 

今回不登校が長期化してきて、息子自身にも「困り」が見えたので病院に行きましたが、良かったと思いました。薬の効果がある、ない、というよりも八方ふさがりだった事態を打開する風穴が空いた感じでしょうか。

確かに考えてみれば、息子にとって一番のカウンセラーは私であり、彼にはこれ以上のカウンセラーは必要がないわけで、今必要なのは医療(薬)という判断は正しいのでしょうね。

 

そんなわけで、不登校全面解決!ではないし、再発の可能性もなくはないけれど、行きつ戻りつしながらも、新たな道のりへ進みだした感じです。

病院の先生と話しをしていましたが、皆さん新学期からは、とか、進級したら、とか、切り替えのタイミングって不登校改善のきっかけとして期待をするみたいです。

でも、現実的には新学期も新年度も日常の延長でしかないので、やっぱりなかなか変わらない、かえられない、のだそうです。そりゃそうだよね。原因がいじめやクラスメートならクラスが変われば行けるかもしれないけれど、息子の場合はそうではないわけで・・・。

でも、新学期だから目標を設定したり、この1年の間にやっておきたいことを考えたり、そのタイミングではあるだろうから、目標設定はしようかなと思う。

実現可能な小さな目標設定から、徐々にクリアしていけるように。

 

そして、今年度、私は少し穏やかに、動じずに、息子の状態に振り回されないようにしないと、です。この1年は本当に息子の状態に振り回されすぎて、自分を見失いがちでした。

いや、現実的に厳しいですよ。ひとり親なのに夜中に息子と乱闘して警察呼んだりするんだから、平常心でなんていられない・・・。

でも、私がうろたえると余計に自体が悪化するので、私は毅然とどっしりと構えていないといけないし、感情的になって息子と同じレベルで乱闘しちゃだめだよね。

 

 

不登校解決の兆し

ちょうど、この前の記事をあげた土曜日の夜のこと。
私の誕生日に、元夫からプリザーブとケーキを、娘からはお手紙と共にかわいらしい文房具、会社からはとってもリッチな気分になれる香りのボディクリームをいただきました。


「(むすこ)くんからはないの??」と聞いてみたら。。。
「僕はちゃんと学校に行くのがプレゼントだから」と、にやっと笑っていました。


それは何よりだ♪と喜んでみたら、週明けの月曜日、本当に登校したのです。
びっくり!!この半年、ふらっと登校する日はありましたがこのところ行きそうな素振りは皆無だったし、学校以外の選択で本人にちゃんと考えてもらうためにどうしようかなと考えていたところでした。


その翌日は児童精神科の初の受診日。
病院に行ったからと改善はしないかもなぁと思ってはいたのですが、まずはトライ。と。

2時間、生い立ちからこれまでのトラブルの内容、現在の困り事などを話し、かなり細かい点まで突っ込んで話しました。幸い元夫が同席してくれたので、厳しく育てたことや離れて住む父親の気持ちとしても話をしてくれました。

元夫と先生の間での改善提案内容は理想的でしたが、現実的に毎日一緒に生活する私には息子に守らせるにはハードルが高すぎな内容でした。
その事を伝えた時に先生は、とても理解してくださりすぐに段階を踏むような提案に変えてくださいました。

それが、私がその児童精神科の先生を信頼した理由でした。

そして、先生は息子の不登校の原因として、ADHDの傾向があることがきっかけなのだけれど、学校以外の自分の居場所を私の会社に作ってしまったことで、学校に行かなくても居心地のよい環境を整えてしまったからだと指摘したうえで、息子に対し、投薬の提案をしてくれました。

「先生は基本的に色々な理由で学校に行けない子供たちに必ず行くようなことは言わない。でもあなたの場合は、行かない選択をするのはもったいない。お友達ともコミュニケーションが取れて、学習面でも問題がなく、いじめられたわけでもない。でも、少しだけみんなからの枠から外れた時に先生から注意されて怒られることがイヤなのであれば、その「枠から外れた時」をなくなるようなお薬を試してみようか?

薬を飲むといっても、病気なわけじゃない。あなたがつまらないと思っても、授業中は話を聞かなきゃいけない。とか、テストが終わった後は静かに待たなきゃいけない。とかそういう時に、何かやりたくなってしまって怒られちゃうから、その衝動を少し抑える薬なの。いらいらしたりも抑えてくれるから、まずはお薬を飲んで試してみて、イライラが抑えられたら、まずは家での生活を改善してみて、そこから少しずつゲームは平日頑張ったご褒美としてやるようにしていこうか」


確かに、私は息子が発達障害であろうがなかろうが、息子の気持ちに寄り添うことを主軸としてきたので、本人の特性の衝動性に関しては、服薬で抑えて周りに合わせるというよりも人に迷惑をかけずに対処する方法を教えようと思ってきていました。
大人の発達障害と思われる人と接してきた経緯から、治すとか周囲に合わせるよりも、本人の対処の仕方だと思ったのです。
中学生になって、本人の対処の仕方ではどうにもならなくなったのかな・・・。
さらには、どこにも居場所がなければ心が悲鳴をあげてしまうからと、彼の居場所を作ってきたし、非常事態宣言、コロナ禍と制限が多い中で快適に過ごせる自宅と会社を目指してきたわけで、それが学校に行こうと思う気になれない原因だと言われたら、ごもっとも。。。となりますね。。。


そんなわけで、投薬を開始して10日程、フルで登校し、塾も週に3日3時間、きっちり行っているのです。


初日は下校後不機嫌で、私にあたっていたので薬の効果というよりも本人の意識で頑張っているのかな、と思いました。2日目以降は不機嫌さはなく、素直に私の言葉を聞き入れているのと、副作用が出ているので薬効果は強いのだと思います。


・普段自分の予定を優先させる父親が病院に付き添ったこと。
・そこで父親の自分の責任であるような発言を聞いたこと。
・他者から学校に行かない不利益の話をきいたこと。
・医師から地頭の良さを指摘され、まだ間に合うと言われたことで自信になったこと。
・ハードルの高い目標値の設定から実現可能な目標値になりステップアップという道順を踏めそうなこと。
それらに合わせて、自分の問題の根元を薬で抑えることができるかもしれないこと。

理由を上げたらそんな色々が含まれるのだと思います。
今後どうなるのかはまだまだわかりませんが、何よりも息子の気持ちが切り替わったとこはかなり大きな出来事です。

私にとって新年は立春を迎えた2/4からであり、今年、色々と変化がありつつ、新しいことの始まりの年のような気がしています。