吾唯足知☆シングルママの小さな幸せ☆

40歳で人生の転機を迎えたゆってぃの日々の出来事と心の成長の記録です

人生で大切な人☆40歳を過ぎての恋愛

18歳から6年間ほど、深くふかく人を好きになり、お別れした人がいます。

 

遠距離も経験し、その後同棲もして、たぶんお互いに浮気のようなこともあり、たくさん傷つけあって、悩んで・・・お別れは彼からで、はっきりとした理由は聞かされていません。が、きっとお互いの成長の為に決断したことだったのかな、と思います。

 

その後、数人の男性とお付き合いしましたが、みんな人間として好き、裏を返せばどの人のことも特別に好きではない、この人が好きだ!という感情がわかない、という状態でした。

大恋愛をしてしまったので、彼以上に好きになれる人はいないのだとあきらめた感じです。

 

その人とはお別れしてから、約4年程連絡を取っていませんでした。失恋から立ち直るのに3年を要し、やっと別の人と前向きに付き合い結婚することになったのですが、そこで初めて「今の自分があるのはあの彼のお陰だ」と思い至り、婚約者(元夫ですね)に了解をとり、彼に会いに行きました。

あなたのおかげで成長できたと感謝を伝えて、何かあったらお互い助けになろうと、話しました。きっと会うのはこれが最後だろうなと思って、後悔がないように感謝を伝えたいと思ったのです。

 

当時は携帯の番号が変わることもよくあったし、お互いに連絡先を削除していたはずですが、私の頭の中には彼の携帯番号がしっかり記憶されていたし、彼もまた着信の番号を見て私だとわかったそうです。

 

それから5年後、(元)夫の不倫が発覚し、男友達として、5年振りに連絡をし話を聞いてもらいました。不倫って、女性の観点と男性の観点ではやはり違いが生じるので、リアルな話を聞きたかったのです。そして、彼の方もその5年の間に結婚し家を建てて、義理の両親と同居をしていました。この時、たぶん、お互いに理性が働き、心が弱っているときは会ってはダメだと思い、いつも電話だけで話していました。

 

そして、(元)夫との不倫からの再構築に至って初めて、6-7年振り?に会うことにしました。下心がないことを示すためではないのですが、子どもたちも小さいので、自然と約束は休日のランチタイムになりました。

奥様は気にされないのか?と聞いたときに、家族としての責任を果たしていればお互いに自由にしてるから、と。

 

そこからは1-2年に1回ペースでしか会っていないのですが、会うたびに元気をもらえる懐かしい友達、会うと前向きになれる人生においてとても希少な友達、という存在でした。

会うときは、「元カレ」なので、もちろん懐かしいエピソードもあるし、近況を聞いて、感心したり共感したり。。。あらたな自分の発見があったりはしますが、あきらかに恋愛感情や未練ではなかったはずです。

ちなみに、離婚時は決断から諸々の整理がつくまでは会うこともせず、落ち着いたら連絡するねと伝えていました。

 

今回、子どもたちと一緒に2日ほど行動を共にしたのですが、やっぱり心から好きなんだと気付いてしまったのです。

最初は、自分が離婚したから自分に都合が良いように考えようとしてる、と思いました。

でも、諸事情から子どもをつくらない選択をしたこと、

奥様のご両親を大切に思い老後を見るつもりで二世帯住宅を経てたこと、

奥様とはお互いに自立した生活を送っていて「それぞれ自分の仕事や趣味を楽しみ、お互いに好きなことをする」としていること、

全てをひっくるめて、彼のことが好きだと感じました。

 

彼は人間が好き、人の成長を見るのが好きなので、

子どもを持たない、という選択はなかなか覚悟のいる選択なのだと思います。逆に子どもの立場を考えるからこそ、子どもを作らないと決めたのもとても理解できます。苦しみの先の夫婦の選択なんだと、こちらも苦しくなりました。

 

奥様というよりも、奥様を含めたすべての人間関係を大切にする人。そんな彼が好き、だから、彼を独占したいとも思わない、離婚してほしいとも、頻繁に会いたいとも、思わない。私に子供たちがいるように、彼にとっても家族が大切なのは当然。ただ、ただ、この先も大切な人として、関係性をつづけたい。

というか。。。私がこの世を去るとき、知らせてほしい人で、逆に彼に何かあったとき、最後に一目会いたい人。(ぶっちゃけ、これがすべて)

 

会うと前向きなパワーをもらえるから会いたいけど、会わなくても連絡をとらなくても、相手が元気にしているのならそれだけでいい、とも思う。

 

彼の思いは聞いてはいないけれど、会話の中で、彼もまた私への感謝の気持ちがあり、今があるのは私から学んだからというフレーズがちょいちょいでる事から考えて、同じ思いを抱えていると思う。

 

絶対的な片思いなはずですが、不思議なもので、つらくないんですよね。逆に、もう、誰かにたいして「好きだ」と思うことはないのかもと諦めかけていたので、ちゃんと感情があることに喜びを感じたし、家族ではないのにこれほど人を好きになれることって素晴らしいことじゃない?と、なんだかうきうきしています。